■ 11月 臨時例会
今年は早くから冬支度となりました。11月は中世都市鎌倉に思いを馳せる散策に出かけました。考古学関係者から歴史好きにまで話題のスポット3ヶ所を、短時間でまわるコース、話題の途絶えない散策でした。
【鎌倉歴史文化交流館】
住 所 :鎌倉市扇ヶ谷1−5−1
入館料 :300円
源頼朝の建立した永福寺についての発掘調査は、昭和56年度から平成19年度まで実施されました。今年度、整備事業完了を記念し、その大規模な伽藍建築群と作庭、周辺の堀切などを、出土品や関連資料から描きます。また湘南工科大学・長澤研究室で制作したVR(ヴァーチャル・リアリティ)永福寺も体験できます。
【鎌倉八幡宮国宝館】
住 所 :鎌倉市
入館料 :600円
特別展「鎌倉公方 足利基氏―新たなる東国の王とゆかりの寺社―」
平成29年が初代鎌倉公方(関東公方)足利基氏(1340~67)の没後650年にあたることを記念し、基氏の父尊氏をはじめとする足利氏関連の資料や、足利氏ゆかりの寺社に伝わる宝物などをもとに、鎌倉幕府滅亡後、衰退の一途をたどったと思われがちな鎌倉が、新たなる支配者である鎌倉公方のもと、変わらぬ繁栄を遂げていた様子をたどります。(HP案内文より)
【若宮大路 北条小町邸跡】
住 所 :鎌倉市雪ノ下 1−12-5 M’s ARK KAMAKURA
こちらは市中の一般建築内に遺跡発掘現場をそのままに現地保存・展示しており、遺跡展示方法としてもとても希有な例です。考古学関係者なら、しばらく足を止めて盛り上がる絶好の場所です。
「本地点は北条氏代々の本家筋『得宗』の屋敷があったとされる場所です。またこの地は、源頼朝が築いた《大倉幕府》が廃絶した後に、北条氏によって幕府機能が移され、将軍御所も築かれた場所でもあります。」(HP案内文より)
■ 9月 臨時例会
まだまだ残暑の厳しい毎日ですね。9月は涼しい屋内での勉強会です。
今回は、茅ヶ崎を中心とした古墳時代の歴史探訪へ、加藤大二郎氏とご一緒しませんか。
【秋の勉強会】
【加藤大二郎氏プロフィール】
1989年10月名古屋市天白区生まれ。南山中学・高校を経て、國學院大学文学部史学科および同大学院にて吉田恵二先生に師事し、埴輪をともなう祭祀の場としての古墳景観を研究。2014年4月より茅ヶ崎市教育委員会に勤務し、文化財保護を担当。
■ 8月 定例会
暑中お見舞い申し上げます。
現在、県立茅ヶ崎北陵高校旧校舎跡地では国史跡「下寺尾官衙遺跡群」確認調査が行われており、8月の例会ではこの現地見学会へ参加しました。
普段は一般開放していない場所であるため、今回は現地見学のできる貴重な機会、暑さひときわの時期でしたが、湘南考古学同好会では10名以上の会員と参加することができました!
【8月 定例会】
■ 7月 臨時例会
恒例の江戸博「発掘された日本列島2017」へ!新発見考古速報には注目の17遺跡321点が出展されます。山形は押出遺跡出土の、縄文時代前期の漆塗り土器は完全形での出土品でしょうか。
また特集2の水中考古学も珍しく7遺跡の成果が出展されています。なかでも、長崎鷹島神崎遺跡から、弘安の役での蒙古襲来の史実を裏付ける「てつはう(鉄砲)」、北海道江差沖に沈む江戸幕府最後の軍艦「開陽丸」などは、文書を裏付ける現物史料として注目ですね。
【7月 定例会】
高根遺跡(岩手県)
五畝田・犬這遺跡(福島県)
江ノ浜貝塚(宮城県)
■ 6月 定例会
横浜歴史博物館で「権田原遺跡の環濠集落と方形周溝墓」を見学しました。企画展「君も今日から考古学者!横浜発掘物語2017」との同時開催です。常設展や屋外の「大塚・歳勝土遺跡公園」などの見どころも!
【6月 定例会】
■ 5月 定例会
外歩きの気持ちよい季節、大磯へ足を伸ばしてみました。
新装になった資料館がとてもよいと評判です。常設展では「湘南の丘陵と海」をテーマに、考古・歴史・民俗・自然の4分野にわたる展示のほか、企画展も開催されていました。
またこの周囲には、新築再建されて4月1日より公開される吉田邸、湘南の呼び名の発祥となった「著盡湘南清絶地」碑のある鴫立庵など、見どころ多い土地です。お食事どころ、お茶どころも楽しみですね♪
【5月 定例会】
■ 4月 定例総会
桜もようやく笑いはじめました。平成29年度最初の定例総会を以下の通り開催しました。若手研究者の金馬氏による発表会も多くの質疑応答をへて好評をもって閉会となりました。
【4月 定例会】
【第一部】平成29年度 定例総会 議事
【第二部】第12回 若手研究者を囲む勉強会
■ 3月の定例会
春はまだ名のみの〜、北風が吹いていますが、桃ほころぶ日射しになってきました。3月は早春の八王子城と武蔵御陵とをめぐりでした。
【3月 定例会】
※ 終了後は町田駅付近での、有志懇親会(会費制)となりました。
■ 2月の定例会では湘南エリアの東、横須賀に古墳時代を訪ねました。
古代国家の成立した時代、海路は陸路以上に重要な役割をになっていました。この展示では「海の十字路」に位置していた三浦半島の役割を、遺物からみつつ、埴輪「琴弾男子椅座像」に会えました♪
【2月 定例会】
横須賀自然・人文博物館 企画展「横須賀の古墳時代―古墳はだれがつくったか―」 展示構成
①弥生から古墳へ―古墳時代は舟でやって来た―
市内出土の弥生時代終末期~古墳時代前期の東海地方産土器群など
②天然の良港―東西の舟が行き交う三浦半島―
市内海浜部の遺跡から出土した東・西日本産の土器や漁撈具など
③三浦半島の古墳―古墳はだれがつくったか―
三浦半島内の古墳・横穴墓から出土した副葬品・埴輪など
④海の十字路三浦半島―古墳時代に果たした役割―
神奈川県内古墳分布図、編年表
※ 横須賀中央駅付近で、新年会(会費制)を開催。
■ 1月は藤沢市遺跡調査発表会および、遺跡調査速報展の見学でした。湘南藤沢の考古学と歴史にご興味のあるかたのご参加を多数いただきおかげさまで盛況におわりました。
【第34回 藤沢市遺跡調査発表会】
※ 終了後の有志懇親会(会費制)も28名と想定外の人数になり、おおいにもりあがりました!
■ 11月は定例会がなく、12月に川崎市民ミュージアムで開催中の「神奈川の遺跡展 かながわの最初の現代人 ー旧石器時代のヒトと社会ー」を見学しました。
日本列島に最初にやってきた人々は、現代の私たちと生物学的にも同じ種、ホモ・サピエンスでした。この展示では約3万8千年前へと歴史を遡って、彼らの生活の痕跡や道具から、それ以前のヒトとの決定的な違いを目の当たりにする場でした!
【12月 定例会】
※ 終了後に、武蔵小杉駅ちかくで有志懇親会をおこないました。
■ 10月定例会で見学した神崎遺跡は今から1800年前、弥生時代特有の環濠集落です。
この遺跡の周囲には深い溝が巡らされていて、集落全体が残っている例として全国的にも珍しいため、平成23年2月に国指定遺跡となりました。
今回は綾瀬市教育委員会の小滝氏に、解説していただけることになりました!
【10月 定例会】
■ 残暑厳しいおり、9月は上野で開催中の「古代ギリシャ展」を見学しました。紀元前6800年前から紀元ゼロ直前のヘレニズム時代にわたるまでの、古代ギリシャの作品が、ギリシャ全土40カ所以上の博物館群から厳選され300件をこえて展示され、圧巻でした。幸いなことに、夏休み明け直後の週末だったためか、人出もひどくなくゆったり見学できました。
【9月 臨時例会】
終了後の有志懇親会も盛況でした !
■ 暑さひときわの8月定例会は、熱心な会員のかたがたと富山県小竹貝塚についての勉強会でした。
この貝塚は縄文時代前期後葉、約6000年前を中心にした500年間のものです。現在は海岸から4km離れていますが、縄文海進期にあたる当時は、海水と淡水の入り交じる汽水域のすぐそばに位置していました。
【8月 定例会】
勉強会の終了後には、講師の町田先生とともに懇親会をおこないました。
■ 7月の臨時例会、恒例の江戸博でした! 梅雨の最中ですが、多数のご参加をいただき、懇親会も盛況でした〜☆
【7月 臨時例会】
■ 6月にはリニューアルした平成館の考古展示をゆっくり見学しました。教科書でみたあのひと、埴輪で唯一国宝指定「挂甲の武人」にも会えましたよ♪
【6月 臨時例会】
■ 平成28年度の定例総会はつつがなく開催できました。5月の臨時例会は休会とします。
【4月 定例総会】
【一緒に勉強する会】 従来出土品整理の拠点であった湘南考古学研究所が移転しました。これを機に研究所で一緒に勉強する場を設けようとおもいます。
【4月 定例総会】 前半の定例総会につづいて、後半では勉強会を開催しました。
【3月臨時例会】 すっかり桃のほころぶ時期となりました。2月は例会がありませんでしたが、そろそろ歴史探訪に出かけましょう!
【1月臨時例会】 2016年最初の見学会は、県立歴史博物館で開催された「縄文の海、縄文の森」へ。海や森の自然と深い関わりをもっていた縄文人の生活を訪ねてみました!
なお会員のみなさまには、事前に17日開催とお知らせしていましたところ、解説の関係で24日開催と変更になりましたこと、お詫びいたします。
■ 神奈川県立歴史博物館
【第33回藤沢市遺跡調査発表会】本会恒例行事も今年33回目を迎えることとなりました。例年どおり、市民ギャラリーで開催される藤沢市郷土歴史課主催「第16回藤沢市遺跡調査速報展」と同時期の開催でした。
■ 式次第
13時〜
13時30分〜
休憩 14時30分〜14時40分
16時〜
■ 見学会
16時30分〜17時30分
■ 懇親会
発表者を囲んで18時より懇親会を開催しました。
【11月 臨時例会】
今年の”夏の勉強会”の主題だった横須賀「猿島」。縄文・弥生から幕末、近代の歴史をめぐりに、あらためて現地に足を運んでみました。
〜 充実のガイドメンバー!! 〜
当日のガイドは、猿島公園専門ガイド協会会長、そして野内秀明氏の両名につとめていただきました。
【10月 記念行事】この秋に本会は創立35周年を迎えます。役員会では、以下の通り記念講演会と祝賀会を企画し、会員の皆様でお祝いしました。
【第一部】記念講演会 13時〜16時、2階教養室
1) 『相模国高座郡衙と下寺尾廃寺(七堂伽藍跡)の調査と保存』
大村浩司氏(80分)
2) 『古代の高座郡の郷と交通網』
荒井秀規氏(80分)
【第二部】祝賀会 16時15分〜18時15分、3階集会室ふじ
司会進行:総務(梶山、榊原、須田)
【8月 定例会】”夏の勉強会”では、野内秀明氏が「猿島」について講演しました。この島は東京湾にうかぶ無人島で、縄文・弥生の石器・土器が出土しており、現在は横須賀市が整備する有料公園として公開されています。
【7月 臨時例会】 いつもの江戸東京博物館見学、今年はすこし早めの開催。あいにくの雨模様にもかかわらず総勢17名、なかなかの規模での見学となりました。解説してくださった方は、禰宜田佳男氏(文化庁記念物課埋蔵文化部門)です、ありがとうございました!
【6月 定例会】 雨天が危ぶまれましたが、お天気に恵まれて歩くのには絶好の日曜となりました♪
【4月 臨時例会】5月臨時例会を前倒ししました
【4月 定例総会】
第二部 第10回若手研究者を囲む勉強会(司会 須田英一)
講師 加藤大二郎氏
14時40分〜16時 『石器製作における諸問題について』
16時〜16時20分 質疑応答
【加藤大二郎氏プロフィール】
1989年10月名古屋市天白区生まれ。南山中学・高校を経て、國學院大学文学部史学科および同大学院にて吉田恵二先生に師事し、埴輪は市から古墳景観を研究。2014年4月より茅ヶ崎市教育委員会に勤務し、文化財保護を担当。
【3月 臨時例会】 片瀬丘陵の横穴墓群と江ノ島道を訪ねて